大人ニキビをキレイに治す!くり返さない【ニキビケアカルテ】

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ビタミンEには肌を老化から守ってくれる抗酸化作用がある

20歳以降にできるニキビのことを、「大人ニキビ」と呼びます。10代に多くみられる思春期ニキビとは、メカニズムや原因が違います。この大人ニキビを改善するのに効果的なのが、抗酸化作用のあるビタミンEです。この栄養素の作用や摂取の注意点などについて、詳しく見ていきましょう。

 

大人ニキビの原因と特徴

 

毎日きちんと洗顔やスキンケアをしているのに、大人ニキビができることはありませんか?仕事が忙しかったり不規則な生活が続いたりすると、大人ニキビはできやすくなります。まずは、その原因や特徴を確認しましょう。

 

大人ニキビの原因

 

10代の頃に誰もが経験したことのある思春期ニキビは、成長に伴う過剰な皮脂の分泌が原因なので、基本的には洗顔と保湿で改善されます。これに対して、大人ニキビの大きな原因は古い角質の蓄積です。では、古い角質が蓄積される原因は何なのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

 

原因1. 活性酸素

活性酸素という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。活性酸素とは簡単に言うと、細胞をサビつかせる物質で、普通に生活をしているだけでも発生します。適量の活性酸素であれば、ばい菌や細菌から身体を守る働きをするので、決して悪いものではありません。

 

問題になるのは、ストレスや激しい運動などで過剰に活性酸素がつくられた場合です。この過剰につくられた活性酸素は様々な肌トラブルに関係していて、ニキビも例外ではありません。ニキビは過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まることによってできますが、この皮脂がすぐにニキビになるわけではありません。

 

毛穴にたまった皮脂が活性酸素によって酸化すると、サビて過酸化脂質という有害な物質に変わります。そして角栓がつくられることによってニキビになります。
つまり活性酸素は、毛穴に詰まった皮脂をニキビに変えてしまう大きな原因になります。

 

原因2. ホルモンバランスの乱れ

ストレスや睡眠不足になると、交感神経が優位になり、男性ホルモンが活発に生成されます。男性ホルモンは皮脂の過剰分泌を招くので、皮脂が毛穴にたまるようになり、大人ニキビを発生させます。

 

原因3. 乾燥

肌の潤いを守ったり、紫外線や細菌などの異物が侵入するのを防いだりする機能を、バリア機能と言います。このバリア機能が正常に働いていると、肌は乾燥せず、トラブルを起こすこともありません。

 

しかし、ストレスや睡眠不足など様々な理由で、肌のバリア機能が低下すると、肌の内側にある水分がどんどん蒸発し、肌の乾燥を招きます。そうなると、ターンオーバーが乱れて新しい肌に生まれ変わるのが遅くなります。そして古い角質が蓄積されて毛穴に詰まることにより、大人ニキビの原因になります。

 

原因4. 食生活の乱れ

外食やコンビニ弁当は高カロリーで脂っこいものが多いため、頻繁に食べると、どうしても脂質を体内にためこみます。また野菜不足にもなるので、栄養バランスを崩します。過剰な脂質の摂取は皮脂の分泌を促すのに加えて、野菜不足はビタミン不足を招くので、大人ニキビを引き起こします。

 

大人ニキビの特徴

 

思春期ニキビは、皮脂の分泌が多い額や鼻のTゾーンから頬にかけて、広範囲にできます。これに対して大人ニキビは、乾燥しやすい口やあごの周りなどのUゾーンにできることが多いです。また、ホルモンバランスが崩れる生理前にできやすいです。

 

乾燥は肌の生まれ変わりであるターンオーバーの機能を低下させるため、同じ場所にくり返しできて治りが遅いなどの特徴があります。

 

大人ニキビに効果的なビタミンE

 

このような大人ニキビを改善するのに効果的とされているのが、ビタミンです。皮脂の分泌をコントロールするビタミンB群、肌のターンオーバーを正常に戻すビタミンA、美肌効果のあるビタミンCなどがありますが、なかでも注目したいのは、美肌や老化予防に欠かせないビタミンEです。

 

ビタミンEの作用について、詳しく見ていきましょう。

 

ビタミンEの抗酸化作用

 

活性酸素によって皮脂がサビることを防ぐのが、ビタミンEです。この働きを抗酸化作用と言います。ビタミンEの強い抗酸化作用は、細胞を壊して活性酸素をやっつけるので、肌のターンオーバーの低下を未然に防ぎます。

 

すると、大人ニキビが悪化して炎症を起こすことによりできる色素沈着が目立たなくなり、ニキビ跡ができるのを防ぎます。また、肌のターンオーバーが促されると、シワやシミの改善につながるなど、アンチエイジング効果も期待できます。

 

つまり、ビタミンEを十分に摂ることで、過剰になると悪影響を及ぼす活性酸素から肌を守ることができます。

 

ビタミンCと一緒に摂ると、さらに効果アップ

 

多く含む食品には、アーモンドや大豆、アボカド、うなぎなどがあります。最近は、手軽に摂取できるサプリメントも人気です。ビタミンEは油との相性が非常に良いので、油で炒めたり熱した油をさっとかけたりして食べると、吸収率を高めることができておすすめです。

 

ビタミンEは単体でも優れた効果を発揮しますが、活性酸素をやっつけていくと、だんだんその効力を失っていきます。そこにビタミンCが加わると、このビタミンEの抗酸化作用を復活させ、持続させることができます。効果アップのために、ビタミンCと一緒に摂るようにしましょう。

 

ビタミンEの摂り過ぎには注意しよう

 

老化防止に積極的に働いてくれるビタミンEですが、摂り過ぎると逆効果になってしまうと知っていますか?実はビタミンEには、男性ホルモンの分泌を活発にする作用があります。男性ホルモンが増えると皮脂の分泌が増えるので、ニキビができやすくなってしまいます。

 

また、過剰摂取すると、一酸化炭素を取り除き過ぎて血管の調整ができなくなり、出血したり、最悪の場合死に至るケースもあるので注意が必要です。

 

ビタミンEはどのくらい摂ればいいの?

 

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、ビタミンEの1日あたりの適量摂取量は、成人男性で1日10mg、上限は700mg、成人女性では1日8mg、上限は600mgと、非常に幅が広くなっています。

 

そのため、ビタミンEを豊富に含む食べ物を通常の量の何倍も食べない限り、過剰摂取にはまずなりません。逆にバランスの良い食事を心がければ、ビタミンEが不足することもありません。

 

サプリメントで摂取する場合

 

ビタミンEをサプリメントで摂る場合には、注意しましょう。手軽に摂取できる分、過剰摂取になる恐れがあります。ニキビや老化防止に効果があるからといって、普段の食事をおろそかにし、サプリメントを適量以上飲むことは大変危険です。

 

まずは、ビタミンEが足りているかどうか、日ごろの食事を見直してみましょう。そして不足していると考えられる場合にのみ、サプリメントを摂取するなど、うまく利用しましょう。

 

サプリメントの上手な選び方

 

サプリメントには種類がたくさんあるので、迷ってしまいますよね。おすすめは、マルチビタミンのサプリメントを選ぶことです。何種類ものビタミンが含まれているので、ビタミンEの作用をアップさせるビタミンCも一緒に摂取することができます。

 

ラベルに記載されている適切な摂取量を守れば、特に問題はないでしょう。少し値が張りますが、天然由来のサプリメントは、人工的につくられたビタミンよりも体内に吸収されやすいため、さらに効果的です。

 

 

ビタミンEは適切に摂取すれば、大人ニキビの改善だけでなく、老化防止にも効果があります。ただしサプリメントなどで過剰に摂取すると、副作用が起こることもあるので注意しましょう。

 

最近では、ビタミンEが配合されている肌に直接塗るクリームタイプも販売されているので、心配な人は利用するのも良いですね。自分に合った方法を選び、ビタミンEで賢くニキビケアしていきましょう。