大人ニキビをキレイに治す!くり返さない【ニキビケアカルテ】

頭皮 おでこ あご 口の周り 背中 おしり

ニキビ治療の際に皮膚科で処方される内服薬、外用薬について

「セルフメディケーション」という言葉をご存知ですか?

 

これは、自分が使っている薬のことをよく知っておこう、という考え方。
お医者さんに言われるがまま、処方されるものを使用するのではなく、

 

  • その薬はどんな効能・副作用があるのか
  • どんな使用法が正しいのか
  • どんな事に気をつけなくてはいけないか

 

をしっかり知っておくことで、
薬の効果を高め、副作用や誤用を防ごうというものです。

 

ニキビの治療には、他のさまざまな疾患と同じように、
症状によっていろいろな医薬品が処方されます。

 

その全部を覚えておく必要はありませんが、
処方された薬が「どんな効果があるのか」ということは、
確認するクセをつけておきたいですね。

 

ニキビは「間違った治療」をしている人が多い?

 

少し前までは「ニキビは病気ではない」というような考え方が一般的でした。

 

誰にでも出来るものだし、出来て当たり前。
治療しなくても、そのうち勝手に治る。

 

そんな風潮のせいか今でも、ニキビ治療のために皮膚科を受診する人の割合は
あまり多くないようです。
そのため、自分の判断で「間違った治療」をしてしまうケースも。

 

たとえば、大人ニキビに思春期ニキビ用の治療薬を使ってしまうと
逆効果になる場合も多いです。

これは、思春期ニキビの「乾燥させて治す」効果が、
大人ニキビには逆にデメリットになってしまう可能性が高いからなんですね。

 

自分のニキビの状態を把握して、
適切な治療法を知っておくことは、ニキビケアの面でもすごく大事なことなのです。

 

主な薬の種類

 

皮膚科で出してもらえる薬は、
主に「抗炎症剤」と「抗生物質」の処方が基本です。

 

抗炎症剤はニキビ患部の炎症をしずめる効果。
抗生物質はニキビ菌を殺菌したり、繁殖を抑える効能があります。
内服薬と塗り薬の両方で対応することが多いです。

 

よく処方される薬の種類を知っておきましょう。

 

抗生物質

 

抗生物質は、ニキビ菌(アクネ菌)やその他の常在菌が繁殖してしまったときに
菌を駆除するために使用されます。抗菌剤とも呼ばれます。

 

 内服薬:ミノマイシン、テラマイシン、エリスロマイシン
       バナン、ルリッド、クラリシッド
 外用薬:ダラシン、アクアチム、クリンダマイシン、ナジフロキサシン

 

抗炎症剤

 

ニキビの炎症の沈静化が目的です。
患部が炎症を起こして腫れ上がってしまうと、ちょっとの刺激でもダメージになります。
そのため、自分ではケアが難しいこともあるので、
抗炎症剤のお世話になることも多いでしょう。

 

 内服薬:ブルフェンなど
 外用薬:イブプロフェンピコノール(スイッチOTC薬)、スタデルクリーム
       グリチルリチン酸ジカリウム

 

皮脂分泌抑制剤

 

過剰な皮脂の分泌を抑えます。
女性の場合は、ホルモンバランスの乱れが過剰分泌の原因のこともあり、
その場合はホルモン剤なども用いられます。

 

 内服薬:ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、女性ホルモン剤(メサルモンF、低用量ピル)
 外用薬:イオウカンフルローション

 

局所用抗ニキビ製剤

 

ニキビの患部に直接塗ることで、ニキビ治療に高い効果が望める薬です。
皮脂の固まりを溶かしたり、死滅した角質を除去するなど、
毛穴の詰まりそのものを取り除くタイプのものが多いです。

 

 外用薬:外用レチノイド(ディフェリン、トレチノイン)
       過酸化ベンゾイル、サルチリ酸(アセチルサリチル酸)
       レゾルシノール、硫黄

 

ビタミン剤

 

皮膚組織の回復を早め、ターンオーバー(新陳代謝)を高めるために
ビタミンを投与するための内服薬です。
市販のサプリメントに比べて、吸収効率などの面で優れているので、
集中的なビタミン補給と、ニキビ症状の素早い改善が期待できます。

 

 内服薬:シナール、ハイチオール

 

漢方薬

 

生薬を原料にした漢方薬も、ニキビ治療によく使われています。
肌が弱くて薬が合わない人、体質的にニキビができやすい人など、
なかなかニキビが治らないような場合に、漢方薬で効果が現れることも多いです。
飲んですぐ効く、というタイプの薬ではありませんが、
天然成分で副作用もないため、安心して続けることができます。

 

 内服薬:桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、十味敗毒湯、黄連解毒湯、
       荊芥連翹湯、抑肝散加陳皮半夏、麻杏ヨク甘湯

 

よく使われるニキビ治療薬

 

ニキビの症状に対してどの薬を使用するかは、医師の診察と処方次第ですが、
よく使われやすいものは大体決まっているので、
これだけでも覚えておくと良いと思います。

 

ディフェリン

 

2008年に認可された新薬です。
細胞の角質化を抑えることで、毛穴を詰まりにくい状態にし、
皮脂の排出を早めてニキビを改善します。

 

抗生物質

 

アクアチム、ダラシンT、ミノマイシンなどが多いです。
軟膏の状態は、ゲルやロ−ション、クリ−ムなどいろいろです。
化膿や炎症がひどい場合に、素早い治療効果が現れます。

 

ビタミン剤

 

シナール、ハイチオールなどの処方も多いと思います。
患部にビタミンを供給して、ニキビ患部の回復を促進する大事な効果があります。