大人ニキビをキレイに治す!くり返さない【ニキビケアカルテ】

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大人ニキビの原因となる菌はアクネ菌だけではない

ニキビ(尋常性座瘡)の原因はアクネ菌によるものがほとんどですが、
場合によってはそれ以外の菌が原因で
ニキビにきわめてよく似た症状を引き起こすこともあります。

 

  • マセラチア菌(真菌、カビの一種)
  • MRSA(ブドウ状球菌、バクテリアの一種)
  • その他の常在菌

 

こういった菌が繁殖すると、皮膚にブツブツ状の突起ができて
炎症を起こしたり、化膿したりします。

 

油分を好む性質はアクネ菌と一緒なので、
普通のニキビ対策が効くことも多いのですが、
薬によってはまったく効果がなかったり、逆効果になってしまうことも。

 

このような場合、医学的な診断名としては毛包炎(毛嚢炎、毛のう炎)と呼ばれます。
大きなくくりでは大人ニキビの一種と言っていいかもしれませんが、
ニキビと勘違いして間違った処置をしてしまうとリスクが高いので注意しましょう。

 

「大人ニキビがちっとも治らない」
という人は、ニキビではなく毛包炎の可能性も考えてみるのがいいと思います。

 

マラセチア毛包炎の場合

 

マラセチア菌が原因の毛包炎の場合、
赤くて小さいニキビ状の突起がポツポツと出るのが特徴です。
また、初期段階のニキビ(皮脂が固まった白ニキビ)に便乗して
一緒に繁殖し始めるケースもあります。

 

治ったように見えても再発する可能性が高いので、
悪化してしまわないうちに治療しておきましょう。

 

アクネ菌のニキビと見分けが付きにくいのですが、
皮膚科で詳しく診察してもらえば、どちらが原因かは簡単にわかります。

 

抗真菌剤でまとめて処置できることも多いですから、
「今回のニキビはなかなか治らないなあ」と思ったら
まず皮膚科に行って相談してみましょう。

 

MRSAの場合

 

MRSAとは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌というバクテリアの一種。
なかなか聞き慣れない名前かもしれませんが
ニキビに近い症状を引き起こすので、
自分では気づかないうちに感染してしまっている、というケースも多いようです。

 

感染力が強いことが特徴で、
手などに付いた菌が接触感染を引き起こすこともしばしば。
病院内感染などの例も決して少なくありません。

 

症状としては、強い炎症を起こしやすく、
黄色っぽい汁(リンパ液)が出ることも。

 

皮膚の他に肺炎、関節炎など体中に症状が出る場合もあります。

 

こう聞くと、なんだかすごく怖い菌のような気がしてしまいますが、
黄色ブドウ球菌は、皮膚や粘膜などに普段から存在しているもの(常在菌)。
免疫力が低下していなければ、問題になることは少ないのです。

 

逆に、体調を崩している時期などは、
MRSAによるニキビ症状が出やすいので、体調管理には普段から気をつけて。

症状が出はじめたら、やはり皮膚科の診察を受けておくのが安心です。